リノベ暮らし学校・第4回「住宅取得とお金の考え方」

2016年9月24日(土)第4回講座レポート

第4回のリノベ暮らし学校は、「住宅取得とお金の考え方」をテーマに講座を行いました。
講座には約30名の方がお越し頂きました。

まずは、大阪府不動産コンサルティング協会会員でありファイナンシャルプランナーである別所慎一さんから「住宅取得におけるお金の考え方とライフプランニング」のテーマでお話をして頂きました。
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住宅購入時には将来への安心やステータスの取得といった楽しく感じる部分がある反面、物件や取引、お金にまつわる部分で不安に感じる要素もあります。物件や取引については情報収集や第三者からの診断といった手段で解消できますが、お金にまつわる不安は他人に相談しづらく、解消しにくいものです。
お金について不安に思うのには理由があります。
ローン手数料・仲介手数料・固定資産税・リフォーム費用・マンション修繕費などの支出と、自己資金・金利・住宅ローンの借り入れ可能額の金額とその支払いのタイミングが明確でないからだそうです。しかし、これらの不安は、不動産業者などに問い合わせれば分かることで、本来は解消することが可能です。
さらに、生活費や教育費、車にかかる費用、健康保険、生命保険、火災保険、税金など、住宅以外にも人生に必要なお金はたくさんあり、情報が得られたとしても住宅購入を不安に感じる人は少なくありません。人生の流れを大きくとらえることで、人生全体に必要なお金を明確にすることができ、住宅に掛けられる費用も明確にする事ができます。
住宅の購入時期は自分自身で変える事が可能ですが、子どもにかかる教育費は時期が選べないため、同時に考える必要があるとのご指摘もありました。
年表にライフイベントや収支予定を書き込むことで、家族のライフプランを明確化することができるとのことで、今回は参加者の皆さまにも実際に作業をして頂きました。
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続いて、大阪府不動産コンサルティング協会副会長の今井啓文さんから「不動産取引から見た、リノベ住宅の契約から完成・引渡しまで」のテーマでお話をして頂きました。
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今井さんのところへ相談に来られる方の中には、重要事項説明書の内容を理解せずに捺印してしまい、トラブルになっている方も少なくないのだそうです。内容を確認せずに捺印してしまうと、多くの場合、買主の責任を問われます。その内容を売買契約書への捺印と同日に説明される事が多く、十分に確認出来ないまま契約する方が多いと言われます。確認する内容も多いため、説明を受ける当日より前もってコピーなどを頂き、目を通しておくのが良いそうです。
特に確認すべき内容として、
・日付の箇所には、書類が作成された日付ではなく、説明を受ける日付が正しく記入されているか
・名義変更がされているか
・石綿使用や耐震診断については調査の有無は書かれているが、具体的な状態については書かれていないので状況を確認
などのポイントを教えて頂きました。
重要事項説明書について不明に感じた点は、不動産業者に必ず確認をとる必要があるとのことです。
新築、中古住宅購入のどちらにおいても、不動産契約を行い、その後設計・工事に入るよりも、設計と同時に不動産契約を進める方がプランや金額の検討がしやすく、失敗しにくい進め方ですが、一方で物件が他の購入希望者に渡る可能性も高いことも留意の必要があります。
新築の分譲住宅は、広告費やモデルハウスなどの経費が販売価格に含まれているため、購入した時点からその分の価値が下がると考えられ、新築、中古住宅選択のポイントとして、購入後の資産価値について考えてみることが良いとのアドバイスも頂きました。

 

講座の最後には地元の金融機関である池田泉州銀行さんと紀陽銀行さんからそれぞれの住宅ローンプランや金利に関するお話をして頂きました。
今回もたくさんのご参加を頂きありがとうございました。