リノベ暮らし学校・第7回「コミュニティ・ビジネス 起業」

2016年12月17日(土)第7回講座レポート

第7回のリノベ暮らし学校は、「コミュニティ・ビジネス 起業」をテーマ、さかい新事業創造センターのインキュベーション・マネージャーであり中小企業診断士である山本裕司さんを講師に招き講座を行いました。講座には約20名の方がお越し頂きました。

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近年、100人に1人、年間では28万人の人が起業をしていると言われているそうです。ここ5~6年では女性の起業家の比率が増え、3割くらいを占めます。年齢では、50歳以上では45%を越えており、年々上昇傾向にあります。定年後も働きたいという思考の方がこれからも増えていくと考えられます。
起業する際の課題として、いずれの分野であっても主な課題は資金、人材、販路が多いとのこと。その他には手続きに関する事や飲食店やリサイクルショップ、宿泊施設などに必要な特殊な許認可などに関わる事が挙げられます。また、起業の際、介護分野では法人を立ち上げなくてはならない場合がありますが、必ずしも会社を作らなければならないというわけではないのだそうです。

起業時に相談する相手がいなかったと言う方も実は多くいますが、相談できる支援機関はたくさんあるのだそうです。堺市の中百舌鳥駅周辺には日本政策金融公庫や商工会議所、堺市産業振興センター、さかい新事業創造センターなど、起業を支援してくれる便利な機関が集まっているのでぜひ活用頂きたいとおっしゃられていました。
中でも、日本政策金融公庫には「創造の手引き」というパンフレットがあるそうで、これには事業計画書の書き方などが分かりやすく説明されているので、ぜひ起業される方に読んで頂きたいとのことです。また、無料のセミナーも多く行われているそうです。
また、店舗や事務所を借りる際に物件の見方が分からない場合があるかと思いますが、その場合は建築や不動産専門家の意見を参考にするのが良いとのアドバイスもありました。

今回は、参加型のワークショップ形式で進められました。各テーブルごとに、まずは自己紹介として、各自渡されたA4の紙に名前、ニックネーム、現在考えている事業プラン、今日あったいいことを書き、お互いに発表し合いました。自分の考えている事を文字で書いて話すことで相手にしっかり伝える事ができるのだそうです。この自己紹介を通してどのテーブルも和やかな雰囲気となりました。
自分自身で事業内容が理解できていたとしても、事業が成り立つとは限らず、自分のプランを顧客や従業員に伝わらなければ、事業はできません。また、きちんと事業について説明ができないと金融機関から融資を受ける事もできないので、人に説明することはとても重要と、山本さんはおっしゃらていました。
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事業プランは5W2Hで表すと明確化することができます。その内容は大きく分けて、「何のために行うのか」、「自社の強みは何か」、「顧客は誰か」、の3つに分けられます。最後にこの3つをまとめて事業目的を一言で表し、コンセプトとします。長い文章ではなく、一言で事業内容を表せる事が重要です。
講座を締めくくるワークショップとして、各自で事業プランを実際に立ててみました。ワークシートに従い、目的や強み、顧客のイメージを書き込んでいき、コンセプトを作り上げていきます。最終的には事業をイメージする絵をA4の紙に描き、グループのメンバーに事業プランについて発表しました。
各グループ、自然と熱の入った発表、意見交換が行われており、参加者の皆さんの起業に対する関心や意欲の高さが伺われました。
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今回でリノベ暮らし学校は終了となりました。
2016年6月に開校し、半年間たくさんの方にご参加を頂きました。協議会としては初めての試みで、至らぬ点もあったかと思いますが、今年度の反響に応え、来年度はさらに内容の濃い「リノベ暮らし学校」を開催していきたいと考えております。

ご参加、ご協力を頂いた皆さま、本当にありがとうございました。