2017年リノベ暮らし学校・第1回「リノベーション概論①」
2017年6月24日(土)第1回講座レポート
2017年6月24日(土)、2017年度のリノベ暮らし学校が開校致しました。
約20名の方にご参加頂きました。
第1回目の講座は「リノベーション概論①」です。
まず、リノベ暮らし学校で目指す事についてお話させていただきました。
堺市は、「時代にあった豊かなライフスタイルの創造」を目指しています。
そのために、リノベ暮らし学校では、
「泉北のゆとりと自然の実りを実現できる暮らし」
「身近に仕事がある暮らし」
「住まいとまちを住民自ら楽しみながら暮らすre*novation」
「人々の暮らしとまちの記憶を将来につなげること」
これら5つのことを皆さまと一緒に考えていきたいと思っています。
次に、建築家の西恭利さんから「リノベーションの魅力」についてお話しいただきました。
東京のリノベーションの例をいくつか紹介した後、リノベーションのメリットについても何点か教えていただきました。
リノベーション物件は、目にしやすい、風景になじみ、地域に入りやすい、昔ながらのデザインを継承し、時代に生かすことができる等のメリットがあります。
なんといっても自分の理想とする暮らしに合わせて家をデザインできるところが一番楽しいではないかとおしゃっていました。
また、補助金制度の話やリノベーションに合わせて耐震や環境性能を高めておくことの必要性についてもお話がありました。
続いて、西上孔雄さんから不動産屋からの目線で「泉北の物件の選び方」についてお話いただきました。
不動産物件の情報の見方から、物件を所有できるまでの取引の流れなどを具体的に紹介された後、物件を選んでいく過程での注意点なども詳しく教えていただきました。
さらに、泉北ニュータウンの不動産の特色などもお話しいただきました。
泉北ニュータウンの土地には、様々な決まりごとがあります。
例えば、
・住居以外の用途で使用できる面積は住居面積の2分の1以下かつ50㎡以下であること
・高さは10メートル以下であること
・境界から1階であれば3メートル、2階であれば5メートルの範囲以内にある屋根や外壁は不燃材料の構造にしなければならないこと
・境界から1メートル以上離して建物は建てなければならないこと
・堺市の条例では130㎡以下の物件は建ててはならないこと
などです。
また、物件にはリノベーションに向き不向きがあるので、いろんな方に相談して物件を購入するのが良いとアドバイスがありました。
さらに、槇塚台をこよなく愛する主婦のお二人にも泉北ニュータウンでの暮らしについてお話を聞かせていただきました。子どもを育てていくにあたって「地域」がいかに大切かを熱く語っていただきました。
槇塚台は小さな公園がいくつもあり、それを結ぶ緑道を歩けば季節を感じることもできて、子育てをするにあたってとてもいい環境です。
また、子ども会の活動も子どもだけでなく、大人が全力で楽しむことで、そんな大人たちの姿を見て育った子どもが、成長した後も泉北に戻ってきてほしいと話されていました。
最後に、参加者同士で意見交換をしていただきました。
ご自身の住む地域に愛情を持って暮らされている方が多く、お話される皆さまの顔はとても活き活きとしていました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
次回、第2回の講座は「リノベーション概論②」となります。
2017年7月22日(土)10:00~12:00 堺市南区役所2階会議室にて
「建築家によるリノベーション事例紹介」から「リノベーションプラン作成ワークショップ」を企画していますので、ぜひご参加ください。
申込みはこちら↓
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以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。