2017年リノベ暮らし学校・第3回「起業・家で働く暮らし」
2017年8月26日(土)第3回講座レポート
2017年8月26日(土)に第3回リノベ暮らし学校を開催しました。
約20名の方にご参加頂きました。
第3回目の講座は「起業・家で働く暮らし」です。
まずは、大阪市立大学大学院准教授の小池志保子さんから職住一体の暮らしの事例紹介がありました。
ご自身も自宅から徒歩1分のところにあるマンションをリノベーションして設計事務所として使用している小池さん。
職場は、子どもの勉強場所や子どもの友達がふらっと寄ってくる場所にもなっており、家で補えないことを職場で補うという、職住一体の可能性をすごく感じられる暮らしをされています。
泉北ニュータウンの場合、住まいと兼用で50㎡以下かつ、建築物の延べ面積の2分の1未満の広さであれば、お店や事業所を開くことができます。
職場のスペースの取り方も自分で決めることができます。
住まいのスペースと働くスペースを完全に分けている人もいれば、イベントなど特別なことがある日だけ、住まいを働くスペースに変えたり、または昼は全て働くスペースにして、夜は全て生活のスペースに変えるという人も。
みなさん、自分の暮らし方・働き方によって柔軟に対応されています。
この泉北スタイルのHP内に、泉北で、お家で働く暮らしをご紹介しています。
ぜひこちらの記事もご覧ください。→泉北でお家で働く暮らし
その後、参加者の皆さんに「仕事や趣味を家でやるとしたらどんなことをやってみたいですか?」を考えてもらうワークショップを実施しました。皆さん一人一人、自分の好きなこと大切なものを考えて、このような暮らしがしたい、このような仕事がしたいなどアイデアを膨らませ発表していただきました。
住む事と働くことが一緒になることで様々な可能性は広がっていきます。
まちに対して閉じていた家がアイデアひとつでまちに開いた家になる。改めて「お家で働く暮らし」の魅力を感じました。
続いては、さかい新事業創造センターの山本裕司さんを講師にお招きし、「事業プランを考え、実践するための準備ワークショップ」を実施しました。
「お家でこんな仕事をやってみたい」と夢が膨らんだところで、実際にビジネスとしてやっていくために必要なことを教えていただきました。
起業するにあたって必要なことは「事業計画」を立てることです。
起業時に一番多い悩み相談は「マーケティング」に関する相談だそうです。
マーケティングとは、いわば「買い続けてもらうための仕組みづくり」です。
その中で一番大切なことは顧客ターゲットをより具体的に考えることだと教えていただきました。
年齢やライフスタイル・性格など具体的であればあるほどサービス内容にこだわりができ、コンセプトもしっかりしてきます。
どのように順序立てて考えていけば良いのか分かりやすく説明していただきました。
その後は、実際に皆さんにも「どのようなサービスをするか」「だれに提供するか」を考えてもらい、最後にグループで発表を行いました。
起業した後、継続的にサービスを提供し続けていくためのアドバイスをたくさんいただきました。
自分の特徴や強みを活かして、こだわりのあるサービスを提供し、またそれを手にしたお客様に喜んでもらうためにも、しっかり計画を立てていくことの大切さを教えていただきました。
さて、次回の第4回の講座は、戸建ての空き家物件の見学会を行います。
2017年9月30日(土)13:00~16:00
※集合場所は申込みいただいた方に後日メールでお知らせさせていただきます。
申込みはこちら↓
専用申込みフォーム
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。